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ペイオフが解禁されました。
これに伴い、預金口座に2000万円の残高がある夫が、ペイオフ対策として、そのうちの1000万円を、妻の名義に移し替えてしまいました。
金融機関の事務処理上は、このような移動も可能ですが、このとき注意しなければならないのが、贈与税です。
つまり、この名義の移し替えは、夫から妻に1000万円贈与したことと同じことになり、贈与税の課税対象となるので、注意が必要だったのです。
贈与税の基礎控除額は110万円なので、
| 1000万円 − 110万円 = 890万円 |
…が実際の課税対象となります。
では、上記の場合にかかる贈与税を、実際にシミュレーションしてみましょう。
890万円×40%(税率)−125万円(控除額)=231万
…となり、安易に名義を移し替えてしまったがために、230万円以上の贈与税がかかってしまうことになりました。
余談ですが、金融機関の合併にご注意下さい。
今までA銀行に500万円、B銀行に800万円の預金があった場合で、A銀行とB銀行が合併し、C銀行になった場合は、A銀行とB銀行にあった預金は、Cという1つの金融機関の預金とみなされ、預金保険によって保護されるのは、合計1300万円のうち、1000万円とその利息分のみとなってしまいますので、注意が必要です。
ただし、合併後1年間に限り、旧A銀行分・旧B銀行分共に、それぞれ元本1000万円とその利息が保護されることになっております。前述の例では、旧A銀行分500万円全額及びその利息、旧B銀行分800万円全額及びその利息が、金融機関合併後1年間のみ保護されることになります。

なお、詳しいことにつきまして、また、ご不明な点等がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

